ベニオワレン・ラグのできるまで

本物のベニオワレン・ラグはどのようにしてできあがるのでしょうか。製作は、純正のアトラス山脈の羊の羊毛を手に入れるところから始まります。スーキーはこの特別な羊の羊毛しか使いません。そして、職人がこの羊の毛を優しく丁寧に刈り取り、ほこりなどを取り除き、きれいに洗います。この洗浄の工程で、羊毛から余分な油分を取り除きます。

 ベニオワレン・ラグのできるまで -sukhi

純正なアトラス産の羊毛を手つむぎ

昔ながらの方法で洗った羊毛を、自然乾燥などの工程を経てきれいにしたら、次に、職人が羊毛を手でつむぎます。最高級ラグ、ベニオワレンをつくるためには、この手つむぎの工程が非常に重要です。職人たちは、器用に羊毛の繊維をツイストして糸をつむいでいきます。スーキーのベニオワレン・ラグは、純正アトラス産の羊を手でつむぎ、その手つむぎの毛糸だけを使用して、つくられています。手つむぎ毛糸でなければ、ベニオワレン・ラグの独特の風合いが出せないのです。ラグのサイズに合う毛糸が十分にできあがると、ようやく織りの工程が始まります。

織り職人の技術 縦糸のとりかたと糸の結び方

熟練した良い職人の技術は、縦糸の取り方と横糸の結び方に現れます。スーキーのベニオワレン・ラグは、技術の高い職人が織っているので、隙間が少なく濃密な織りを実現している最高水準のラグと言えます。

 ベニオワレン・ラグのできるまで t-sukhi.jpg

染料と毛足のトリミングについて

ベニオワレン・ラグの幾何学模様は、洗練されたミニマルなデザイン。これが羊毛のもつ、天然の美しい生成りを際立たせます。幾何学模様はダークブラウンの毛糸で織られています。ラグの毛足を均等にカットするため、特別なハサミを使います。熟練した職人がトリミングします。揃った美しい毛足がベニオワレン・ラグをさらに洗練された高級ラグへと仕上げます。

仕上げ

長期間にわたる織りの工程で、少し硬くなってしまったウールを柔らかくし、また付着した軽いほこり等をウールから取り除くため、最終工程では、ラグを洗い、乾かす作業が入ります。通常は2〜3回洗いますが、肌触りよく心地良いラグにするため、時には3回以上洗う場合もあります。スーキーではお客様に長く愛されるラグづくりをモットーにしています。こうして出来上がったベニオワレン・ラグは、とても柔らかく、肌触りが良く、また自然の日光で優しく清潔に乾かした、最高品質のものです。

ベニオワレン・ラグのできるまで

ベニオワレン・ラグは完成するまでの工程も芸術的

完璧な1枚のベニオワレン・ラグができるまでには、言葉で表現できないほどの忍耐と集中力が必要です。来る日も来る日も職人たちはラグを織ります。何週間も毛糸をとり、糸を結び、織り続けます。その結果、豪華なベニオワレン・ラグが完成します。このような工程を経て出来上がったベニオワレン・ラグは、本来の羊毛の美しさを生かした生成りに映えるミニマルなデザインが、インテリアのプロや愛好家に大変な人気です。シンプルすぎるデザインの背景にある力強い職人技。違いのわかる方は、ここにベニオワレン・ラグの魅力を感じているようです。

受け継がれる伝統

ベニオワレンのラグをつくるには、巧みな手織り技術が必要です。ベニオワレン族が母から娘、そして孫へと受け継いでいく技術。ベニオワレン・ラグのミニマルなデザインには、織りを担当する女性の職人たちの人生が映し出されます。ミニマルなデザインの中に、生命の誕生、農作物の豊作、自然への畏怖や敬意、女性や母また妻としての一人の女性としての人生、遊牧生活の過酷さ、信仰など様々なテーマが垣間見えるのです。またこれらのデザインには、魔よけの効果があると信じられていた頃もありました。家族のお守りや民族的儀式などをモチーフにしたデザインもあります。

ベニオワレン・ラグのできるまで

美しい羊毛の生成りとダークブラウンのデザイン

ベニオワレン・ラグの生成りは、世界最高峰の羊毛を持つと言われる、天然のアトラス山脈の羊の羊毛の色です。染色を一切しない羊毛の生成り。美しい大自然の中で放牧された羊のもつ天然の美が、ベニオワレン・ラグの特徴なのです。そして、その生成りの基調に映えるダークブラウンのミニマルなデザイン。一見、黒に見えますが、良く見ると深い茶色です。

ベニオワレン・ラグはモロッコ産のラグの中で、もっとも格式の高いラグ。スーキーは、モロッコの素晴らしい伝統と文化をお客様へお届けできることを誇りに思っています。